能登北部の診療所、24施設は再開  厚労相、26施設のうち【無料】

2024年3月26日

 武見敬三厚生労働相は22日の閣議後会見で、能登半島地震の被災地の状況を説明した。断水の解消など、インフラ整備が進み、能登北部医師会の診療所は26施設のうち24施設で診療を再開した。

 21日時点で石川県内の9割の水道が復旧し、月内にはほとんどの地域で断水を解消する見込みだ。

 DMATや看護師を派遣してきた公立4病院(市立輪島病院、珠洲市総合病院、公立穴水総合病院、公立宇出津総合病院)は、外来機能やインフラがおおむね回復。能登北部の診療所も機能が戻りつつある。

●高齢者施設、105施設のうち77施設が稼働

 被災地外に要介護高齢者を移送してきた高齢者施設も、サービス再開や受け入れ拡大が徐々に進んでおり、被災地の105施設のうち77施設が稼働している。

 武見厚労相は「復旧に向けて被災自治体と連携しつつ、各病院の復旧計画の策定支援などを継続する」と話した。

前のページへ戻る

ニュース 一覧一覧